『 アルジャーノンに花束を 新版 』 ダニエル・キイス

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「 science‑fiction novel 」長編ノベル版

Classic Short Stories:単独収録されたペーパーバック 中編版(約22,000語程度)1959年の原稿をほぼそのまま収録したものも有り〼 (アンソロジーや学生向けの教材は大体が中編)

Daniel Keyes 1927-2014

「アルジャーノンに花束を」 ヒューゴ賞 1960 :中編  ネビュラ賞 1966 :長編

ヒューゴ賞 (Best Short Fiction)“Flowers for Algernon” [F&SF Apr 1959] *1

ネビュラ賞(Nebula Award for Best Novel)”Flowers for Algernon”

1960 Hugo Awards
Presented at: Pittcon, Pittsburgh, September 3-5, 1960 Toastmaster: Isaac Asimov Base design: Awards Administration: Bes...
Flowers for Algernon - The Nebula Awards®
Charlie Gordon knows that he isn’t very bright. At 32, he mops floors in a bakery and earns just enough to get by. Three...

あらすじ

知的障害のある青年チャーリイは、頭がよくなりたい一心で脳手術の実験台となる。手術は成功、彼の知能は飛躍的に向上する。チャーリイは周囲の人々の本心や自分の過去に気づき、次第に人間関係に変化が訪れる。彼は同様の手術を受けた実験用マウス“ アルジャーノン ”の観察を通じて、知能の向上が一時的なものである可能性に気づき始める。急激な変化に翻弄されながらも、自分自身の尊厳と存在の意味を問い続けた彼の記録は、やがてある結末を迎える。。。

諸事情により 商品リンクが微妙な貼り方に成って居りますがw 御了承下さい m(_ _)m

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物語の裏に 更なる物語が有るんだけどw

ダニエル・キイス が小説を完成させた際、最初に読んだのは友人のSF作家 フィル・クラス (Phil Klass/ペンネーム:William Tenn) で、彼は「これは間違いなく古典になる」と大激賞 *2

その後、キイスは米誌『ギャラクシイ(Galaxy)』誌に原稿を持ち込むが、編集者から少し修正すれば掲載すると提案される。しかし、ここでフィルが大反対「一語でも変えたら、その編集者の膝を折る」とまで言って、変更を阻止

結果的に、オリジナルの結末のまま『ファンタジイ・アンド・サイエンス・フィクション』誌(The Magazine of Fantasy & Science Fiction)に掲載され、1959年4月号に収録

勿論 結果論なのでどうこう言うのは無粋と承知の上で 敢えて言うが Galaxy が逃した魚は大きかったねぇw

*1 1960年当時の Hugo Award の「Best Short Fiction」(ベスト・ショート・フィクション)部門は、現在の賞区分で言うと「Best Short Story」または「Best Novella」のいずれかに相当する賞
しかし、当時はまだ「Novella(中編)」部門が存在していなかったため、中編クラスの作品も「Short Fiction」部門で競われていました。 Best Novella(中編小説賞)部門創設:1968年

*2 “Among the many things we have to thank Phil for is that he told ‘Flowers for Algernon’ author Daniel Keyes, … that if Keyes dared change a word, he’d break Gold’s kneecaps.”

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