死日記 桂望実

小説

著者のデビュー作  「県庁の星」「嫌な女」が映画化

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始まりは平凡な日常だった。。。 切なさを増していく中盤、そして号泣必至のラスト。

まさかこれがデビュー作とは思えない完成度。 物語は主人公・田口潤の中学三年の日記を軸に進み、自然と感情移入してしまう。母子二人の生活に現れた加瀬、優しい友人の小野、気にかけてくれる担任の清水先生、用務員のおじさんや新聞配達所の所長など、潤を取り巻く人々は皆、温かい。だがただ一人、最も近くにいるはずの母親・陽子の心にだけ、深い陰がある。その歪んだ愛情の正体が明かされる頃、読者は胸を締めつけられ、涙を抑えられない。決して大げさではなく、人の心の闇と光を真正面から描いた力作

今どきは そこら辺に似たような救われない現実が転がってそうで。。。

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