風の影 カルロス・ルイス・サフォン

小説

快なる哉! この一冊。

一見シンプルな構成ながら、深く読ませる筆力に唸る。“THE 小説!”という言葉がしっくりくる。ミステリ、ロマンス、冒険、歴史……あらゆるエンターテインメント要素が詰まった傑作であり、「次の100年に残る小説」との帯の言葉は決して大げさではない。

舞台は1945年のバルセロナ。ある朝、10歳のダニエルは父に連れられ、“忘れられた本の墓場”へと向かう。そこで彼は運命の一冊、『風の影』(著:フリアン・カラックス)と出会う。そして父から贈られたのは、ヴィクトル・ユゴーも愛した伝説のペン、モンブラン・マイスターシュテュック。物語はここから加速度的に動き出す。

年齢を問わず、誰もが心躍らせることのできる物語。日常を忘れ、読者の心を解き放つ。ページをめくるたびに、彷徨っているのは主人公ダニエルか、それとも自分自身か……。気がつけば、そっと座右の書として本棚に加えたくなる一冊

Amazon.co.jp : 風の影 カルロス・ルイス・サフォン

何だろう? たまに褒められるのはw 

『力強い推薦文ですね。以下のように要約・整理しました』ってさ

タイトルとURLをコピーしました