ファニーマネー ジェイムズ ・スウェイン

小説
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シリーズ第二作となる本作は、カジノを舞台にしたミステリ。著者はカードマジックとギャンブルに精通しており、場の空気感や描写にはリアリティと臨場感が漂う。スピード感はやや抑えめだが、緻密な謎解きと渋い主人公の魅力で読ませる一冊だ。

主人公は、カジノ・コンサルタントのトニー・ヴァレンタイン、62歳。被害総額600万ドルの詐欺事件を追う中、調査にあたっていた旧友の刑事が殺される。助けられなかったという自責の念を抱きながら、老体に鞭打ち捜査を開始。敵はクロスローダーと呼ばれる狡猾ないかさま師たち。普段なら見抜ける手口にも苦戦しつつ、粘り強く真相に迫るトニー。しかし、そこには意外な展開が待っている。

ただ、主人公と息子の関係性の描写がややわかりづらく、伏線なしに謎解きがなされる部分では唐突さも残る。読後にはしっかりとした満足感が残る、骨太なエンタメ作品である。

翻訳の問題では有ると思うが。。。 独特なアメリカンジョークには馴染みにくい

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