傑作シリーズ第1弾 第38回星雲賞受賞作
英国の冒険SF作品。凄い、面白い、スピード感も抜群、久々に唸る様な傑作登場。四部作の第一部だが、心底次作が待ち遠しい。どっぷり感情移入しながら味読が御勧め。読後感は、夢いっぱい。そうさぁ、この世はアドベンチャー♪
60分戦争の1000年後、文明が荒廃した世界。はるかな未来。人類は生き延びるために、都市にキャタピラや車輪を取り付け、都市ごと移動する。物資や奴隷を確保するために都市淘汰主義に則り共食いをする。主人公、トムは15歳で、移動都市ロンドンの三等見習い。もう一人の主人公は、ひたいからあごにかけて痛々しい傷跡をもっている少女ヘスター。
寝るのを忘れて一気読みしてしまった。読み始めるとページを捲る手が止まらない。キャラも立っている。各描写も素晴らしい。ワクワク・ドキドキの連続で非常に楽しめた作品。巻末のヘスターの台詞「あんたは…」が何とも言い難く切ない、感涙に咽びそう。
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全5巻 〈移動都市クロニクル〉 四部作ついに完結。
その内 どこかで 深堀しますw
『太陽の王子ホルスの大冒険』『移動都市/モータル・エンジン』『天空の城 ラピュタ』『ハウルの動く城』 etc