〈文庫版特典「オス負け犬たち4人との座談会」を収録〉(講談社文庫)
一世を風靡し新語にもなった赤裸々なエッセイ。人気独身女性作家が女性のために綴った言い得て妙で巧みな文章は面白いが、同じテーマを繰り返すため半ば過ぎから疲労感が漂う。連載で読むのと一冊で読むのでは印象が異なり、後半は食傷気味。
2003年刊行の本作は連載時35歳前後の著者が、負け犬(未婚女性)と勝ち犬(既婚女性)の対比を通じて負け犬の生態を描く。全体として負け犬が自慢をしているようにも感じられ、引用される小説や映画がその肯定を助長。林真理子氏による解説も興味深く、著者のシニカルな観察眼とほくそ笑む姿が怖さを醸す。追記部分には時代の反映とエッセイの難しさが垣間見える文学作品?!
Amazon.co.jp: 負け犬の遠吠え (講談社文庫) eBook : 酒井順子: 本
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あー 時代に合わなくなってる感は。。。
単なる****に見えるのは気のせいでは無く 時代の問題ですねぇw
こっちもだね 文壇アイドル論 斎藤美奈子
アイキャッチは単なるしゃれのつもりなので感性合わない方は スルーして下さいませ