『 はちみつとクローバー 』 羽海野 チカ ゆるっとレビュー | 『 このマンガがすごい! 』 2006年 2007年 オンナ編 ランキング 1位 の作品 見どころ&感想

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『 はちみつとクローバー 』 羽海野 チカ(ウミノ) 全10巻(集英社版) 全1巻(宝島社版) 2000年 – 2006年

オンナ編 2006年版 2007年版 2年連続1位 獲得 その前から講談社漫画賞などを受賞 映画 2006年 竹本祐太:櫻井翔 花本はぐみ:蒼井優 森田忍:伊勢谷友介 アニメ ドラマは日本は勿論 台湾でもドラマ制作されています

現在 連載中『3月のライオン』の著者 ネガティブエンジンを4基?!搭載されております 遅筆で有名な著者ですが無理のない範囲で頑張って下さい 応援しております!

私は断然『3月のライオン』派ですw

羽海野 チカ 公式X(twitter) https://x.com/CHICAUMINO

あらすじに ネタバレあります!!

青春群像を描いた名作ですね まぁ 漫画なのでギャグ要素もそれなりですが どちらかと云うと昭和の純文学の様な青春モノかと思ふ

2006年 『 このマンガがすごい! 』

オトコ編オンナ編
PLUTO1位はちみつとクローバー
DEATH NOTE2位のだめカンタービレ
失踪日記3位NANA
働きマン4位バルバラ異界
鋼の錬金術師5位プライド
ホムンクルス6位大奥
もやしもん7位フラワー・オブ・ライフ
おおきく振りかぶって8位きせかえユカちゃん
キーチ!!9位シュガシュガルーン
団地ともお10位舞姫 テレプシコーラ

(あらすじ)

美大生の竹本は、同じアパートの先輩・森田、真山と大学生活を送っていた。天才的な才能を持つが奇行の多い森田、デザイン事務所の社長・原田理花を一途に想い続ける真山、そして真山に恋し、報われぬ想いに苦しむ陶芸科の山田あゆみ。複雑な感情が交錯する中、竹本は美術史教師・花本修司の従妹で、天才的感性を持つはぐみに一目惚れする。森田もはぐみに惹かれ、二人は才能で結びつくが、それは恋愛とは異なる関係だった。
やがて竹本は進路に悩み、自転車で自分探しの旅へ。森田は海外へ渡り、残った仲間の日常にも変化が訪れる。そんな中の学園祭準備中、はぐみが事故で利き手に、絵を描けなくなるほどの重傷を負う。竹本と森田はそれぞれ告白するが、はぐみが選んだのは保護者のように寄り添ってきた修司だった。修司は彼女を女性として愛していると認め、支え続けることを誓う。はぐみはリハビリを経て再び描く決意を固め、それぞれが夢と生き方を見つけて大人へと成長していく青春群像。

(ゆるっと感想)

5人の美大生たちの恋と青春を描いたはずなのに、読後感は恋愛成就よりも「片想いって案外悪くないかも」という不思議な余韻が残る作品だった。

森田の天才ぶりと奇行は、才能と常識の距離感を測りかねて笑えるし、真山の理花への不器用すぎる一途さは、見ていて「いや、もう少し自分を大事に…」と突っ込みたくなる。あゆみの恋心は切ないのに、彼女が報われない姿がなぜか凛として見えるのも面白い。はぐみを巡る竹本と森田の関係は、友情と恋愛の境目をふわっとぼかし、どこか甘くて苦い。

終盤の事故や修司との選択は意外性があるが、押しつけではなく自然に受け入れられる描き方が巧みだった。夢や進路に悩む姿が等身大で、学生時代のあの「揺らぎ」を思い出させる。恋愛群像劇というより、人生の予行演習を覗いたような作品。

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ここのこえ 

結局 報われる恋はらしきものが成就したのは はぐみ だけ。。。 残りの4人の大学生は誰も報われない 現実によく有りそうな結末ですw

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