『 ルックバック 』 藤本タツキ 2022 1位 このマンガがすごい!  宝島社

漫画

あらすじにネタバレあります 全1巻なのであらすじを書くと 全部ネタバレって感じです また2022年このマンガ凄い1位ってのも ちょっと異論のある方も多いかも と思います

『 ルックバック 』 藤本タツキ 2021年発表 全1巻

2022年1位 ルックバック 

2021年1位  チェンソーマン

【 このマンガがすごい! 】2020年

1位ルックバック藤本タツキ集英社
2位チ。-地球の運動について-魚豊小学館
3位怪獣8号松本直也集英社
4位ダンダダン龍幸伸集英社
5位東京ヒゴロ松本大洋小学館
6位葬送のフリーレン山田鐘人
アベツカサ
小学館
7位【推しの子】赤坂アカ
横槍メンゴ
集英社
8位トリリオンゲーム稲垣理一郎
池上遼一
小学館
9位ペリリュー 楽園のゲルニカ武田一義
平塚柾緒
白泉社
10位ダーウィン事変うめざわしゅん講談社

著者の藤本タツキは美大出身で油絵専攻でしたが、油絵では絵が上達しないと感じ、短時間で描く練習用のラフな絵ばかり描いていた、ちょっと変わった経歴の持ち主。

また、中学時代から数本の漫画を同時に創作するマルチタスクな才人であるようです。 

「このマンガがすごい」で 2年連続1位受賞というのは藤本タツキが初である。 まぁ、チェンソーマンのような妄想が暴走するような漫画から、現実の事件をオマージュした人間模様迄まで多彩に描く。

(あらすじ)

第1部:出会いと才能の衝突
小学生の藤野は、学校新聞で4コマ漫画を連載し周囲から注目を集めていたが、ある日不登校の同級生・京本の作品が載り、その圧倒的な画力に衝撃を受ける。プライドを傷つけられた藤野は負けじと努力を重ねるが、やがて挫折し、漫画から距離を置くことを決意する。

第2部:友情と共同制作
ある日、藤野は京本の家を訪ね、互いの絵を認め合い、やがてふたりは一緒に漫画を描くようになり、共同制作を続ける。夢に向かって邁進する中で、高校卒業時に藤野はプロの漫画家に、京本は美大に進学し、コンビは解消。それぞれの道を歩み始めることになる。

第3部:喪失と「ルックバック」
京本は思いがけない事件に巻き込まれ、藤野は深い悲しみに沈む。失意のなか藤野は過去を振り返り、京本が自分の存在を支えていたことに気づく。人生の分岐した岐路に思いを馳せる藤野、やがて彼女は再びペンを取り、京本との思い出を胸に漫画を描き続ける決意を固める。

才能や嫉妬、喪失と再生を静かに描いた傑作。小学生の藤野と京本の関係から丁寧に積み重ねられ、ラストには心をえぐられるような余韻が残る。絵と言葉の少なさが、むしろ感情を強く伝えてくる。何度も「振り返り」たくなる作品。

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