小説 【合本版】水滸伝(全19冊+1) (集英社文庫) 北方謙三 (著)北方水滸伝、文庫で颯爽と登場。従来の水滸伝とは解釈も手法も異なるが、むしろ後世に残るのはこれかもしれないと思わせるほど面白い。列伝体を排し、過去の矛盾や違和感を巧みに解消。物語は読みやすく力強い。十二世紀中国、北宋末期。腐敗... 2025.06.11 小説
小説 移動都市 フィリップ・リーヴ (著) 傑作シリーズ第1弾 第38回星雲賞受賞作 英国の冒険SF作品。凄い、面白い、スピード感も抜群、久々に唸る様な傑作登場。四部作の第一部だが、心底次作が待ち遠しい。どっぷり感情移入しながら味読が御勧め。読後感は、夢いっぱい。そうさぁ、この世はア... 2025.06.11 小説
小説 自転車少年 記竹内真 (著) 自転車を軸に、恋あり笑いあり涙ありの青春小説。文体は平易でテンポも良く、爽快感に満ちていて一気に読める。読後は人生順風満帆と感じさせる明るさ。物語は18歳の春、昇平・草太・伸男の3人が南房総から東京西部へ、100km超を自転車で走る旅から始... 2025.06.11 小説
邦画 『鬼滅の刃 柱稽古編』 無限城での決戦を前に、鬼殺隊の柱たちが、隊士たちの最終強化訓練「柱稽古」を開始する。炭治郎たちは、それぞれの柱から厳しい稽古を受け、己の限界を超え、さらなる強さを手に入れるべく奮闘する。来るべき鬼舞辻無惨との最終決戦に向け、隊士たちの成長と... 2025.06.10 邦画
アニメ 『僕の心のヤバイやつ 第2期』 中二病で陰キャの市川京太郎は、学校の人気者・山田杏奈を観察し、ひそかに殺害計画を妄想する日々を送っていた。しかし、ひょんなことから山田の意外な一面を知り、二人の距離は縮まっていく。少しずつ変化する関係は、次第に「両片思い」の甘酸っぱい恋へと... 2025.06.10 アニメ
アニメ 『響け!ユーフォニアム3』 北宇治高校吹奏楽部の部長となった久美子は、部を全国大会金賞へと導くため、新たな課題に直面する。実力のある新入部員と、意見の衝突。様々な思惑が交錯する中で、久美子たちは部内の人間関係を調整し、部の結束力を高めるために奔走する。それぞれの目標を... 2025.06.10 アニメ
アニメ 『怪獣8号』 怪獣が日常を脅かす世界で、怪獣専門清掃業者として働く日比野カフカは、かつて日本防衛隊員を志していた。ある日、謎の生物に寄生され、自身が怪獣の能力を持つ「怪獣8号」となってしまう。防衛隊に追われながらも、彼は幼馴染みのミナとの約束を果たすため... 2025.06.10 アニメ
アニメ 『無職転生 II ~異世界行ったら本気だす~ 第2クール』 ニートだった男が、剣と魔法の異世界に転生し、ルーデウスとして人生をやり直す物語の第2クール。故郷を離れ、新たな学園生活を送るルーデウスは、様々な出会いと別れを経験しながら、心の傷を癒し、人間として成長していく。過去のトラウマに苦しみながらも... 2025.06.10 アニメ
アニメ 『転生したらスライムだった件』第3期 異世界にスライムとして転生したサラリーマン・三上悟は、リムル=テンペストとして、魔物と人間が共存する国「ジュラ・テンペスト連邦国」を築き上げてきた。しかし、ファルムス王国との戦いを経て、世界の情勢は大きく変化する。リムルは、新たな脅威や陰謀... 2025.06.10 アニメ
アニメ 『ダンジョン飯』 妹をドラゴンに食べられた冒険者ライオスは、金も食料も失い、魔物を料理して食べる「ダンジョン飯」で生き延びることを決意する。エルフの魔物料理人マルシル、ハーフフットの鍵師チルチャック、ドワーフの戦士センシと共に、奇妙だが美味(?)な魔物料理を... 2025.06.10 アニメ
小説 逸脱者 G・ルッカ 抜群に面白い、翻訳ハードボイルドの傑作。ボディーガード、アティカス・コディアックを主人公にしたシリーズ第4弾。登場する女性たち――ナタリー、デイル、コリー――はいずれも強烈で魅力的、肝が据わっていて頼もしい。前作「暗殺者」で意気投合した4人... 2025.06.09 小説
小説 最期の喝采 R・ゴダード 8日間の出来事を描いた現代ミステリ。テンポ良く読ませる一冊だが、もう一段階の勢いや意外性があれば完璧だったかもしれない。表現手法もやや異色で、ゴダードらしくないと感じるか、新境地と見るかは読者次第。物語の主人公は、2002年12月、くすぶり... 2025.06.09 小説
小説 レキオス 池上永一 面白い、だが読みやすくはない。笑えるのに、どこかもやもやが残る――そんな一筋縄ではいかないロー・ファンタジー作品。黒魔術、呪術、生体コンピュータに科学と、SF要素がこれでもかと詰め込まれ、好きな人にはたまらないが、苦手な人には混沌としか映ら... 2025.06.09 小説
小説 しょっぱいドライブ 大道珠貴 夢も希望もそこそこで、ただ流されるように生きる女たちの日常を描いた短編集。芥川賞を含む3冊の作品から選ばれた、どこか力の抜けた3編を収録。登場人物は皆、受け身で、特に何かが起きるわけでもない。ユルユルとした読後感が、好き嫌いを分けそう。「し... 2025.06.09 小説
小説 タンノイのエジンバラ 長嶋有 脱力感たっぷり、力を抜いて読める一冊。芥川賞作家による短編4編を収録。現代社会にありがちな空気感と、どこにでもいそうな登場人物たちが描かれ、深刻さは控えめ。その軽さを心地よく感じる人もいれば、物足りなさを感じる人もいそう。「タンノイのエジン... 2025.06.09 小説
小説 鞄屋の娘 前川麻子 父と娘の深い愛情を描いた、自伝色の濃い作品。著者の思い入れはひしひしと伝わってくるものの、文体には難があり、人物の代名詞の入れ替えが煩雑で、三人称から突然独白に切り替わるなど、構成に戸惑いを覚える箇所も少なくない。著者は元映画女優で、現在は... 2025.06.09 小説
小説 天涯の船(上・下) 玉岡かおる 明治、大正、昭和——三つの時代を駆け抜けた、波瀾と哀歓に満ちた大河ロマン。物語は、一通の古い手紙とアンティークのオークションから静かに始まる。どこか既視感のある幕開けに油断していると、気づけば深く物語に呑み込まれている。明治維新の混乱の中、... 2025.06.09 小説
小説 ぼくとネモ号と彼女たち 角田光代 行き先は風の気まぐれに委ね、誰を乗せるかは運の采配に任せる。青春に理由など不要だ。目的はただ、ハンドルを握ること。それだけ。親を欺き、手に入れた白のシビックに「ネモ号」と名を付け、兄の大切なコレクションを勝手に売って旅の資金とする。未熟な蛮... 2025.06.09 小説